相続時に、異母(異父)兄弟がいることが判明!相続はどうなる?

このページでは、相続にあたって異母兄弟(異父兄弟)が存在していることが判明した場合の対処方法について解説します。

相続にあたって判明した異母/異父兄弟の存在、どうすればよいのか…

テレビのワイドショーや週刊誌などで頻繁に取り上げられている、芸能人の遺産相続問題での、異母兄弟(異父兄弟)の存在。つい、自分とは関係ない、別世界のお話と思ってしまいがちですが、実際には、被相続人が死去した後、戸籍などを調べてみて、異母兄弟(異父兄弟)が存在していることが判明するというケースは決して珍しくありません。ここでは、もしもそうした事態になった場合に、どうすればよいのか説明します。

Q. 父親の死後、離婚歴と異母兄弟の存在が判明しました。こうした場合はどうなるのでしょうか?

A.前妻には相続人の権利はありませんが、異母兄弟には、相続人としての権利があります。遺産分割協議に参加させる必要があり、連絡しないと後で遺産分割協議が無効となる可能性が大です。

父親の死去によって、それまで全く存在すら知らず、一度も会ったことのない異母兄弟がいると分かった…これは、精神的にもショックで動揺の大きな事態と言えるでしょう。そうした場合、異母兄弟の存在を無視したい、あるいは知らなかったことにしてしまいたいという気持ちになったとしても無理はありません。

しかし、実際に、その異母兄弟(異父兄弟)を排除した状態で遺産分割協議を行なってしまうと、後々その異母兄弟(異父兄弟)とトラブルになりかねないですし、遺産分割協議も無効となる可能性が大です。くれぐれも感情的にならず、また背信的行為に手を染めることなく、冷静な対応を心がけてください。

なお、異母兄弟(異父兄弟)が相続人となる場合は、法定相続分に違いがあります。両親が同じ兄弟姉妹(法律的には「全血兄弟」と呼びます)に対し、異母兄弟姉妹(法律的には「半血兄弟」と呼びます)は、法定相続分が1/2となります(非嫡出子の場合は、半分にならず実子と同じ配分になります)。

ともあれ、こうした異母兄弟(異父兄弟)が絡んだ相続においては、まずは弁護士に相談した方がよいでしょう。

被相続人の関係する戸籍謄本をすべて調べ、異母兄弟(異父兄弟)の存在の有無を調べたり、探し出して連絡、遺産分割協議への参加を要請するといった諸々を依頼するといった意味でも、重要な役割を託すことができるからです。この点をしっかりと踏まえておいてください。

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【このページの監修】田中健太郎弁護士
東京スカイ法律事務所 田中健太郎弁護士(第一東京弁護士会所属)

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代表を務める田中健太郎弁護士は、弁護士資格だけでなく、司法書士・行政書士の資格も保有。実績豊富で、不動産相続が得意な弁護士です。

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