こんな時どうする?家族間の不動産相続トラブルQ&A

こちらのカテゴリーでは、不動産相続においてトラブルになりがちな事例を、不動産の相続が得意な弁護士監修のもと、Q&A形式でご紹介します。

不動産相続のトラブル例と解決方法をケーススタディ

不動産相続のトラブルは、それこそ自分がいざ当事者になるまでは、どこか他人事、あるいは別世界のことのように感じていた方もいらっしゃるかもしれません。実際、映画やドラマ、小説などでは、格好の題材となっていますね。しかし「事実は小説より奇なり」という諺の通り、信じられないようなトラブルが起こりえます。

トラブルが解決しない場合は、弁護士への依頼が賢明

不動産の相続は、簡単に分割できない分、相続人間で意見が対立する傾向にあります。元々折り合いが悪かった場合だけでなく、それ以前は仲が良かった場合でも、お金が絡むと一気に関係が悪化するというケースは、驚く程に多いのが現実なのです。

そうなってしまうと、相続人の当事者同士で遺産分割協議を行っても、お互いの感情論が先行してしまい、堂々巡りを繰り返すばかり。平行線のまま、話がまとまらず、時間だけが過ぎていくという事態になりがちです。トラブルが解決しない場合は、法的根拠に基づいた相続割合というものを基準に協議を行うことが重要。そのためにも、専門家である弁護士への依頼が賢明と言えるのです。

不動産の相続に強い弁護士を選びましょう

ただし、弁護士の先生によってどの分野が得意か、経験やノウハウの豊富さといったものは異なってきます。例えば刑事事件や離婚訴訟、借金問題などに強い弁護士に、不動産相続の案件を依頼しても(決してダメとは言い切れませんが)必ずしも上手くいくとは限りません。「餅は餅屋」の諺が示す通り、不動産相続の問題やトラブルには、不動産相続に強い弁護士に依頼するのがよいでしょう。

監修:東京スカイ法律事務所 田中健太郎弁護士(第一東京弁護士会所属)

田中弁護士

これまでに請け負った法律の相談件数は、1万件以上。LINEから簡単に相談予約をすることができ、土日の相談にも対応しています。

東京スカイ法律事務所は、東京駅のすぐ近くに本拠地を構え、埼玉、千葉、神奈川にも拠点を展開。日本全国からの依頼に対応しています。不動産の相続に強く、遺産分割に関するトラブル回避のため、公正証書遺言の作成を推奨しています。

代表を務める田中健太郎弁護士は、弁護士資格だけでなく、司法書士・行政書士の資格も保有。そうした経験ゆえに、不動産相続に関して、大きな強みを持っています。

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では、不動産相続において起こりがちなトラブル事例を、Q&A形式で見ていきましょう。「兄弟姉妹編」「夫婦編」「親子編」の3項目を取り上げ、それぞれでよくある事例を取り上げています。

不動産相続トラブル【兄弟姉妹編】

不動産相続における兄弟姉妹間のトラブルは一番多いのが現実です。それこそ、その厄介さは、できれば避けて通りたいもの。以下の事例を参考に、問題解決に役立ててください。

不動産相続トラブル【兄弟姉妹編】を詳しく見る>>

Q.親と同居していた家の売却と金銭を兄弟から要求された

A.親(被相続人)が死去した時点から、その家は相続人全員による遺産共有状態となります。たとえ生前同居していたからといって、特定の相続人に権利があるわけではなく、遺産分割協議にて、相続人全員の合意を得なければなりません。

 親と同居していた家は、不動産相続でどうなる?>>

Q.相続不動産を1人に勝手に登記された、どうすればいい?

A.そもそも相続した不動産を登記するには相続人全員の合意が必要です。このケースは明らかに、不正な手段で偽造が行われたと考えられます。無効にすることはもちろん、場合によっては刑法による訴追も可能です。

 相続不動産を勝手に登記された場合の対処法とは?>>

Q.相続時に、異母(異父)兄弟がいることが判明!相続はどうなる?

A.それこそドラマや小説などにありそうですが、異母(異父)兄弟にも相続権があります。気が進まないのは分かりますが、遺産分割協議に参加してもらうなどの確認が必要があり、故意に連絡を取らず遺産分割協議に参加させないといったことがあると、後にトラブルとなります。

異母(異父)兄弟がいた場合の不動産相続は?>>

Q.兄弟で実家を共有名義で相続したけれど良くない?

A.不動産を共有名義で相続することは、避けるべきです。問題を先送りにしたに過ぎず、お子さんの代、あるいはお孫さんの代に、より相続人が増える結果となり、大きなトラブルの火種となる可能性がたかくなります。

兄弟で実家を共有名義した場合の問題点とは?>>

Q.生前、1人だけ財産を多くもらっていた分は取り戻せる?

A.これは専門用語で言うところの「特別受益」というケースになります。財産を贈与していたという証拠さえあれば、その分を差し引いた上で、相続する遺産の分配を計算しなおすことができます。

特別受益について詳しく見る>>

Q.親の面倒を見ていたのは自分。他の兄弟より多くもらえる?

A.相続には「寄与分」という、「被相続人の財産の維持や増加」に貢献した場合に、より多くの取り分認められる仕組みがあります。ただし、単に介護などをしただけでは、認められない可能性が大です。

寄与分について詳しく見る>>

不動産相続トラブル【夫婦編】

配偶者という存在は、相続において、被相続人の親や兄弟姉妹、子供よりも法定相続の割合が優遇されています。ただし、思わぬケースで足元を救われるケースがありますので、そうした事例について、予め知識を深めておいてください。

不動産相続のトラブル【夫婦編】について詳しく見る>>

Q.子供がいない場合、配偶者はすべて相続できる?

A.被相続者を亡くし、義理の親兄弟も他界している、なおかつ子供がいないという場合、甥または姪に相続権が発生します。ただし、遺言書で甥と姪に遺産を譲らないと明記されていれば、その限りではありません。

子供がいない場合の配偶者の相続について詳しく見る>>

Q.内縁関係で同居していた家は相続できる?

A.こと相続に関しては、事実婚と認められる内縁関係であったとしても、遺言書にて記載がない限りは認められないのが現実です。こうした事態を防ぎたいのであれば、被相続人は生前、遺言に明記しておくべきです。

内縁関係で同居していた場合の相続について詳しく見る>>

不動産相続トラブル【親子編】

兄弟姉妹間ほどではないにせよ、親子間の遺産相続トラブルもまた、起こりやすい傾向にあります。生前に起きた親子間の諍いが、相続の揉め事に直結するということも多いので、その点は心しておくべきです。

不動産相続トラブル【親子編】について詳しく見る>>

Q.両親と絶縁状態。亡くなった時に相続できる?

A. 相続欠格や相続廃除などの手続きがされていない限り、長年、勘当や絶縁状態であったとしても、子供に遺産相続の権利はあります。犯罪や親に対する虐待などがない限りは認められると考えてよいでしょう。

両親と絶縁状態の場合の相続について詳しく見る>>

Q.遺言書で赤の他人に全財産を譲ると書いてあった。取り戻したい!

A.赤の他人であっても、遺言書に記載されている内容は尊重されますので、渡す遺産をゼロにはできません。ただし、遺留分という制度があるので、法定相続人には一定の遺産は保障されます。

相続の遺留分について詳しく見る>>

Q.子供が先に亡くなっている場合、相続人は誰になる?

A.被相続人の子供が先に亡くなっている場合は、代襲相続という、孫が相続人となる制度があります。ただし、子供が養子の場合、孫が縁組前に生まれたか後に生まれたかによって、代襲相続の可否は変わってきます。

代襲相続について詳しく見る>>

Q.養子縁組した子供は何人まで相続可能?

A. 普通養子と特別養子で異なります。普通養子の場合、法定相続人になれるのは2人まで(実子もいる場合は1人まで)。特別養子であれば、何人でも相続人となることができます。

養子縁組した子供の相続について詳しく見る>>

Q.胎児は相続人になれる?

A.妊娠中にご主人を亡くしたという場合、胎児も法定相続人とすることができるため、ご主人の親兄弟を相続人に加えなくてもよくなります。ただし死産となった場合はその限りではありません。また、代理人を任命した上で遺産分割協議を行う必要もあります。

胎児の相続について詳しく見る>>